metalsleeve

ABOUT メタルスリーブ分野について

国内OA機器用金属製シームレス
パイプで
トップシェアの部品製造

メタルスリーブ分野では独自に開発した10μmの超薄肉金属シームレスパイプ「メタルスリーブ※」の活用により、さまざまな部品を製造しています。

特にOA機器分野で定着ローラや加熱ローラで採用され、国内OA機器用金属製シームレスパイプでトップシェアを獲得。近年はOA機器部品・電機機器に限らず、自動車部品、 航空機部品、医療機器部品、モータ、電池、電子部品など、高精度高強度が求められる分野でも注目されています。
今後は、さらに、環境産業や医療産業においても、その有用性をアピールし、独自の技術で確かな価値を提供します。

メタルスリーブは金属塑性加工技術を結集した遠藤製作所固有の技術です。

製品実績の一例


定着ローラ

加熱ローラ

バッテリー
ケース

モーターカバー

シームレス
ベルト

シームレス
リング

モーター部品

駆動ベルト

電子部品

光学部品

メタルスリーブは製法特許を
取得済

ステンレス製シームレスベルトおよびその製造方法について、日本、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスで製法特許を取得。従来不可能とされていた10μm~300μmの超薄肉・高精度なシームレスパイプを、クラッド材を含む多様な金属材料で製造可能としました。新潟県燕市の本社で研究開発されたこの技術は、タイ工場において製造技術の確立から量産化までを実現しています。

材質を変えて、省エネとコストを
同時に実現しませんか?

材質転換のご提案により、製品の消費電力を大幅に削減し、エネルギー効率向上と環境負荷軽減に貢献してきました。

製品特性や使用環境に応じて最適な材質を選定することで、性能向上とコスト削減を同時に実現

御社の課題に合わせた最適なソリューションをご提供いたします

REASON 遠藤製作所のメタルスリーブ分野が選ばれる理由

従来の製造技術では実現困難とされてきた「10µmの超薄肉金属シームレスパイプ」を独自のスピニング技術により可能にしました。
樹脂のような柔軟性と金属本来の高強度を両立させ、お客様のものづくりにおける「不可能」を「可能」に変えています。

    POINT 01.

    軽量化と小型化、省スペース化

    独自のスピニング技術により、厚さ10μmの超薄肉金属シームレスパイプを製造。この加工による部品製造で大幅な軽量化を可能にしました。樹脂のような柔軟性により、限られたスペースでの高性能部品設計をサポート。
    お客様の製品競争力向上に貢献します。

    POINT 02.

    高強度と高耐久性、耐摩耗性

    継ぎ目のない完全なシームレスパイプ構造により、溶接部における品質劣化の心配がなく、他の工法で製造された塑性加工品と比較して約3倍の機械強度を実現しました。独自の処理技術により疲労強度や耐摩耗性を大幅に向上させ、優れた耐久性を提供。メンテナンスコストの削減と信頼性の向上に貢献します。

    POINT 03.

    高い寸法精度

    独自のスピニング技術により、均一な厚み・高精度な寸法を維持しながら、多種多様な外径形状を精密に再現。複雑な形状や特別なデザインにも対応します。お客様の厳しい品質要求に応えるものづくりを支え、製品性能の向上と信頼性確保に貢献します。

    POINT 04.

    高熱伝導性と耐熱性

    金属特有の高い熱伝導性により、樹脂では不可能となる高温環境での使用も可能にしました。同時に、効率的な冷却効果を実現する部品としても活用できます。耐熱性が求められる電気機器部品や自動車部品において、優れた性能を発揮します。

    POINT 05.

    多様な金属素材に対応

    ステンレス、鋼、チタン、チタン合金、ニッケル合金、銅、真鍮はもちろん、磁性体・非磁性体を問わず金属の薄肉化を実現します。用途に応じた素材選定もお任せください。クラッド材溶射工法により、異種金属の積層も実現。異種金属を組み合わせて、部品の強度や熱伝導性などの特性も最適化します。

  • 01
  • 02
  • 03
  • 04
  • 05

CASE ご提案・活用事例

プリンターの定着ローラー部品
お客様課題 従来の樹脂製定着ローラー部品では、強度と熱伝導性が不足していた。
技術提案
・解決案
金属特有の高い強度と熱伝導性を持つメタルスリーブへの転換を提案。メタルスリーブ技術を使用し、金属の特性を活かした高強度熱伝導性の高い部品に変換。これにより、耐久性性能向上を実現。また製品開発だけでなく、製造装置の設計・製造も自社で手がけ、コスト削減と競争力強化を実現。
成果 コスト面で圧倒的な競争力を生み出し、定着ローラー部品としての耐久性性能向上に成功。
駆動ベルト
お客様課題 既存のベルトでは、寸法変化疲労強度の低さが問題となり、過酷な環境での使用が難しい。
技術提案
・解決案
超薄肉(15µm)の金属製シームレスベルトを製造。疲労強度を向上させる処理方法も開発し、高精度な駆動伝達が可能な製品を提供。
成果 高精度かつ環境に強い金属製シームレスベルトにより、過酷な環境下でも使用可能。高精度な駆動伝達が長時間にわたって維持され、耐熱性・耐食性にも優れ、寸法変化が少ないことで、長寿命化を実現。

CONTACT US お問い合わせ

  • 新規の用途開発を一緒に考えてほしい
  • 材質転換による価値向上を相談したい
  • 機能性向上とコスト削減を両立したい
メタルスリーブを活用した
VA・VE提案もお任せください。

遠藤製作所は、OA機器分野で培ったメタルスリーブ技術の新規用途開発を積極的に進めています。
すでにバッテリーケースモーターカバー、シームレスベルト、シームレスリング、モーター部品や駆動ベルト、電子部品、光学部品など、
幅広い新規用途に向けた技術開発にも着手しています。
さまざまな金属の薄肉化、異種金属の積層など、お客様のご要望に応えるチャレンジを続けていきます。

これまでのVA・VE提案の一例
OA部品 定着ローラ加熱ローラの材質転換により、製品の消費電力を大幅に低減。
電池部品 リチウム電池燃料電池のケースとして、軽量化長寿命化に成功。
医療部品 内視鏡ステント部品として、ステンレスチタン製の部品を提供。
モーター 薄肉シームレススリーブを活用し、モーターの軽量化磁性の安定化を実現。
駆動ベルト 粉塵腐食を嫌う小型電気機器や医療・食品機器の駆動ベルトとして使用。
電子部品 コネクター磁気シールド部品として、高精度耐久性を提供。
光学部品 円筒形の反射板リフレクターとして利用され、高精度な加工強度を提供。
CREATING A FUTURE WITHOUT LIMITS CREATING A FUTURE WITHOUT LIMITS
CREATING A FUTURE WITHOUT LIMITS CREATING A FUTURE WITHOUT LIMITS